映画『殺しの分け前/ポイント・ブランク』公式サイト 2025年6月公開

映画『殺しの分け前/ポイント・ブランク』公式サイト映画『殺しの分け前/ポイント・ブランク』公式サイト
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6月13日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー! 6月13日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー!
フィルム・ノワール、ヌーヴェルヴァーグ、サイケデリック・カルチャーが混然となった唯一無二の傑作
スコセッシ、ソダーバーグ、ノーランも絶賛
『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(67)は、犯罪小説『悪党パーカー/人狩り』(62)の映画化。フィルム・ノワールの定番ともいうべき裏切りと復讐のドラマを、ヌーヴェルヴァーグの型破りな手法とアメリカ西海岸発祥のサイケデリック・カルチャーを交えて描き、それまでのハードボイルド映画を刷新した。マーティン・スコセッシ監督は、「ヌーヴェルヴァーグの新たな表現を初めてクライム・アクションに応用し、ジャンルを再定義した」と讃え、スティーヴン・ソダーバーグ監督は、自作の中で「何度も盗ませてもらった」と告白している。また、クリストファー・ノーラン監督は、「主人公のアイデンティティの問題に切り込んだこの作品は、とにかく素晴らしい」と賛辞を惜しまない。
フィルム・ノワール、ヌーヴェルヴァーグ、サイケデリック・カルチャーが混然となった唯一無二の傑作フィルム・ノワール、ヌーヴェルヴァーグ、サイケデリック・カルチャーが混然となった唯一無二の傑作
ハリウッド最強のタフガイと英国の巨匠が映画の表現規範を破壊
ハリウッド最強のタフガイと英国の巨匠が、
映画の表現規範を破壊
ハリウッド最強のタフガイと英国の巨匠が映画の表現規範を破壊
主演は60年代アメリカン・タフガイを代表するアクション・スター、リー・マーヴィン。『キャット・バルー』(65)でアカデミー賞・主演男優賞を受賞後、『プロフェッショナル』(66)『特攻大作戦』(67)と大ヒット・アクションに連続主演。『ダーティハリー』(71)に先駆け、超大型拳銃スミス&ウェッソンM29 44マグナムを激射するマーヴィンは、復讐に憑かれた主人公の傷だらけの内面までも繊細に演じ、代表作の一本となった。監督は『脱出』(72)『未来惑星ザルドス』(74)『エクスカリバー』(81)などで名高い英国の巨匠ジョン・ブアマン。時空間を断片化し、鮮烈なカラー表現とともに夢と記憶と幻想を交錯させる、ハリウッド映画の表現規範を破壊する先鋭的な演出で観る者を幻惑する。謎に満ちた結末は、今なお世界中のファンや批評家の議論の的となっている。
クライム・アクション史に多大な影響を与え続ける不滅の金字塔
クライム・アクション史に多大な影響を与え続ける
不滅の金字塔
クライム・アクション史に多大な影響を与え続ける不滅の金字塔
この作品で初めてロケが許可されたサンフランシスコ湾・アルカトラズ島刑務所の廃墟は、後に『ダーティハリー3』(76)『アルカトラズからの脱出』(79)『ザ・ロック』(96)でも使われ、アクション映画の聖地となった。また、ロサンゼルスを舞台にした『ザ・ドライバー』(78)『ハートブルー』(91)『レザボア・ドッグス』(92)『ヒート』(95)『ドライヴ』(11)『ストレイ・ドッグ』(18)など、LAクライム・アクションの数々や、時間と記憶をモザイク化した『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)や『メメント』(00)には、本作からの可視/不可視の影響がそれぞれにうかがえる。
ストーリー
物 語
ストーリー
ウォーカー(リー・マーヴィン)は、親友リース(ジョン・ヴァーノン)とともにアルカトラズ島刑務所の廃墟で行われる組織の取引を急襲、大金の強奪に成功する。だが、リースはウォーカーを裏切って銃弾を浴びせ、金を持って逃げ去った。「夢だ、これは夢だ…」。薄れゆく意識の中、ウォーカーの脳裏でさまざまな記憶と幻想が交錯する―。
コメント敬称略、順不同
町山智浩(映画評論家)
『ポイント・ブランク』は、44 マグナムとドイツ表現主義とヌーヴェルヴァーグとポップアートとサイケデリックの合体! というロートレアモンもビックリのフィルム・ノワール。鈴木清順の『殺しの烙印』と同じで、わけわからんけどクセになるのだ!
赤峰幸生(株式会社インコントロ代表)
主人公とその妻、そして主人公の親友が楽しそうにドライブするシーンがある。フランソワ・トリュフォーお得意の二人の男と一人の女。なるほど、フィルムノワールとアメリカンハードボイルドの融合か。ストーリーは言わぬが花だが、リー・マーヴィンが着るスーツは67年カリフォルニアを反映してアメリカンコンテンポラリースタイル。だが、ジョン・ブアマン監督はイギリス人。ケーリー・グラント流の同色合わせのスーツとタイはスタイリッシュ。彼の装いに注目しながら本作の世界に浸るのも一興だろう。日本もトラッド、コンポラスタイルが流行ったのが懐かしい。
幾原邦彦(アニメーション監督)
男は裏切られ、すべてを奪われた。 そして、しばらく誰も抜け出すことが出来なかったと言われた、かつてのゆっくりで目覚めた、いや、あるいは溺れたのか。
殺しの分け前とは何か、その追跡と復讐で、何を得るのか。
刺すような真昼の日差しと、ベットリとまとわりつく闇。男はどちら側なのか。
ジョン・ブアマンの描く幽玄なハードボイルド、その夢に浸る。
川瀬陽太(俳優)
映画最強の男個人的一位のリー・マーヴィン。
物語をたやすくねじ伏せる事の出来る筈のリーがブアマンの描く悪夢の無限回廊に翻弄され続けるなんて。
本作にジャンル分けは必要ない。映画でしか描けない、これこそ映画の見る夢だ。
後藤護(暗黒批評)
まるで鈴木清順監督、アラン・レネ編集で撮られたようなマニエリスム・ノワール。超マイナー黒人シンガーのスチュアート・ガードナーがサイケデリック・ソウル・ナンバー"Mighty Good Times"をナイトクラブで絶唱するシーンの異様な存在感! フィルム・ノワール映画史とブラック・サイケデリック音楽史という全く異質な文脈が交わった「1967 年の魔法」にビリビリ痺れてしまった。
中原昌也(作家・ミュージシャン)
ジョン・ヴァーノンのファンは必見!
ジョン・ブアマンがアラン・ロブ=グリエに影響を受けたと公言している、そんな映画です。どこが?って聞きたいですが。
相澤虎之助(映画監督・脚本家)
監獄から監獄へ。高度にシステマティックされつつあった60年代の現代都市を彷徨うリー・マーヴィン演ずる謎の男ウォーカー。
サイケデリックな悪夢に耐え続ける彼の横顔と共にこの作品を観る者は、いつしか天国でも地獄でもない、煉獄を彷徨う巡礼者となる。
THEATERS
公開日 地 域 劇場名
北海道
8月21日 札幌市 シアターキノ
東 北
近日公開 仙台市 フォーラム仙台
関 東
6月13日 新宿区 シネマート新宿
6月13日 横浜市 シネマ・ジャック & ベティ
6月20日 厚木市 あつぎのえいがかん kiki
7月12日 柏市 キネマ旬報シアター
近日公開 宇都宮市 ヒカリ座
7月18日 小山市 小山シネマロブレ
近日公開 高崎市 シネマテークたかさき
中部・北陸
7月12日 名古屋市 ナゴヤキネマ・ノイ
近日公開 金沢市 シネモンド
6月21日 福井市 福井メトロ劇場
関 西
7月11日 大阪市 テアトル梅田
7月11日 京都市 アップリンク京都
7月12日 神戸市 cinema KOBE
中国・四国
8月9日 広島市 横川シネマ
近日公開 松山市 シネマルナティック
九州・沖縄
近日公開 福岡市 KBCシネマ
7月4日 熊本市 Denkikan
7月18日 宮崎市 宮崎キネマ館
近日公開 那覇市 桜坂劇場
魅惑のロードショー
出演:リー・マーヴィン / アンジー・ディキンソン / ジョン・ヴァーノン / シャロン・アッカー / キーナン・ウィン
監督:ジョン・ブアマン|製作:ジャド・バーナード|ロバート・チャートフ|脚本:アレクサンダー・ジェイコブス 他
原作「悪党パーカー/人狩り」 by リチャード・スターク
撮影監督:フィリップ・H・ラスロップ|音楽:ジョニー・マンデル
1967年|アメリカ|カラー|スコープサイズ|92分|原題:POINT BLANK
キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給
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